述而不作 いにしえの未来

占い師の見てきた世の中を語ります 遥か古代から続く終わりの始まりを見据えて

昭和嫌い=同世代嫌い<年寄り嫌い

昭和の御代はほぼ63年にわたって続き、軍部の独走による自滅的な戦争により都市部は灰燼に帰し、それから奇跡とも呼べる復興を成し遂げました。

 

私はそれらの昭和史を研究することには多大な関心がありますが、いわゆる「レトロ趣味としての昭和」は大嫌いで、たとえば昭和の頃からあるバウムクーヘンやシュークリームなど、今ではとても美味しくなっていることは間違いないのですが、なんとなく体が受け付けない体質です。

 

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実際にその時代を知らない世代がファッション的なレトロを楽しんでいるのを見るのはとても好きなのですが、自分の同年代の人々がそうしたものを喜んでいるのを見ると、物凄い嫌悪感に襲われます。

 

自分でもその理由がわからずにいたのですが、ここ最近、自己分析をしてみて分かったこととして次のことが挙げられます。

 

  1. かつて流行ばかり追いかけていた人たちが、いよいよ自分の人生見通しが立つようになって、自分がいちばん輝いていた(と考えている)頃のものにすがっている。
  2. 年齢を重ねるに従って、10年前のことも30年前のこともわからなくなっている。いわゆる認知症の始まり。

要するに、自分を含めた年寄りが嫌いということらしいです。

 

何も未来指向でやりたいわけではなく、それ以前に人生の半分以上を過ごしているのですから、自分が見たり聞いたりしたものを「昔は良かった」でもなく「昔はひどかった」でもなく、しっかり時間軸の中に留め置きたいので、「1992年の半ば」というように記録しておけば、あとでその時期に起きた出来事をWikipediaでチェックしたときに思わぬ発見があります。

 

(例示した1992年の半ば、私は半徹夜状態で多忙な日々を送っており、そのころにPKO法案が成立しています。確かに騒がしかったなとかすかな記憶がよみがえり、それは湾岸戦争で国際的に大恥をかいたあとだった など)