ああ!許すまじ!iPadのPC化よ~iPadOSを超えてPCへ回帰しよう
8月ももうすぐ終わりということで、9月になればAppleの新製品発表とOSのメジャーアップデートが控えています。
既報のように、今回からiPadのOSはiOSから離れて独自のiPadOSになるということで、ついにiPadがパソコンになるとご期待の向きがあるようです。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1906/26/news110.html
ついにApple迷走の末に錯乱したか!?
ジョブス逝去後に限らず、Appleは時々迷走して気が触れたとしか思えないことをするのですが、今回のiPadOSのレビューを読む限りMicrosoft SurfaceとAndroid系(Kindleも含む)タブレットを右顧左眄して迷走した挙句、非常に中途半端な進化をしてしまったとしか思えません。特にファイルマネジメントの自在化は諸刃の剣になりかねません。
鬼門のファイルマネジメント
上記リンク先の記事から引用します。
iPadOSの「ファイル」アプリでは、ファイルを「3D Touch」(画面を強く押し込む操作)でプレスすると右クリックメニューのようなファイル操作の一覧が表示され、クイックルック(プレビュー表示)からファイル情報、各種ファイルの操作などが行える。タグを付与したり、ZIPで圧縮したりといった操作さえも可能になった。おおむねファイル操作に関しては、不満なく行える。
Windowsのエクスプローラー、MacのFinderのようなフルファイルマネジメントができそうなのですが、この機能によりむしろiPadの良さを失ったとしか思えません。
これまでのiPad(iOS)では、アプリを通してしかファイルにアクセスできず、そのためファイルをあちこちに分散させてしまうことがないのがメリットでした。
その後「ファイル」メニューが追加されても事実上クラウドストレージにしかアクセスできないので、バックアップ用くらいにしか使えませんでした。
今回、外付けストレージやNASに対応するとなれば、事実上PCとあまり変わるところはなくなります。それで幸せな人はいいのでしょうが、私のように一切の外部ローカルストレージ(持ち運び用のUSBメモリは除く)を排除してクラウドに移行してしまった者にとっては、いまさらクラウドストレージの解約もできず、ローカルストレージに戻るにしても、亡失防止のための多重化を図るとなれば、それなりのカネが必要です。
横向き志向が嫌いだ
SafariがPC向けのビューに変更されるらしいのですが、そうなると自然とiPadは横向きで使うことが多くなりそうです。
私のiPad利用法は(1)読書(2)ノートアプリでお勉強(3)SNS(4)楽器アプリとなっており、楽器アプリを除くと必然的に縦向きで使用していることが多いです。
読書端末として使うだけならAmazonKindleがあるのでそちらに乗り換えようかという考えもあるのですが、デジタルペンが使えない以上iPadを使わざるをえません。
ただし、ブラウザだけならGoogleもあるので、単純にそちらに乗り換えればいいだけかもしれません。
iPadがPCになるならむしろPCを強化したほうがよい
私は自宅勤務なのでノートPCを持たず、拡張性の高いデスクトップマシンを使っていますが、操作性を高めるためにロジクールの最高級キーボードを調達しました。
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この2つを用いて出来ること
(1)3台とのペアリング及び切り替え
仕事用PC、私物PC、iPadの3つにペアリングしました。iPadOSはマウスが使用可能らしいので一応テストの意味で接続してみます。
(2)横スクロール(マウス)
このマウスには横スクロール機能が付いており、Excelや音声映像処理ソフトのように長い左右操作が必要なソフトに威力を発揮します。
(3)アプリごとにカスタマイズ可能なダイヤル(キーボード)
ブラウザやPDFビューワーではズームイン・ズームアウト、音楽アプリでは音量調整など、左右の手をバランス良く使って作業ができます。
世界観の問題
私は、PCがもっていた機能は緩やかに各種スマートデバイスにそれぞれ吸収されていって、PCはワークステーションとしてのみ存在するようになるのだという世界観を持っていましたが、iPadがPCになってしまうのなら、その世界観は根底から崩れますし、価格面は多少考慮するにしてもPCで十分だという結論になります。
そうしたわけで、憤懣やる方ないので、この続きはiPadOSがリリースされたら書きたいと思います。