述而不作 いにしえの未来

占い師の見てきた世の中を語ります 遥か古代から続く終わりの始まりを見据えて

NetFlixに加入して反省した自分のムダな教養主義

どれにする?動画配信 という話題があちこちで見られるようになり、自分も特に濃い映画マニアというわけではないのですが、おためしでNetFlixに加入してみました。

 

どれがいい? 定額制の動画配信(見放題)サービスの比較と選び方 | アプリオ

 

特に意欲的なコンテンツ揃えというわけでもなく、話題になった映画やドラマが適当に提供されているその「適当さ」が気に入った次第です。

 

さて、実は私は物事何であれすぐに教養主義に走る傾向があり、これは男性に多く見られることのようですが、典型的なのは日本映画の巨匠、「黒澤明」「小津安二郎」「成瀬巳喜男」などが燦然と君臨し、後進の監督はそれらの神々の境地に到達しようとしている求道者であるかのような世界観を持っていました。

 

言うまでもないことですが、こういう世界観というのはスノッブな人たちが語ったり、議論したり、場合によっては喧嘩したりするのと同時に、評論家がうまく賑やかした結果生まれたものです。

 

そして、クラシック音楽であれジャズであれ文豪であれ思想であれ、何かの巨匠を「神」として崇めて、後進の表現者を周辺の聖者のようにしてしまうのは、一種の宗教であって、別の神を持ってくれば別の世界観も出てくるものであることに思い至り大いに反省した次第です。

 

なお、動画は通販に不可欠なAmazon Primeでも配信されていますので、両方併用でリッチなコンテンツは享受できますし、音楽系のライブ映像ならYouTubeです。

 

名作の評価が定まっているものは、かつてBS/CS放送で録画したものや、購入したDVDでたまに鑑賞すればよく、いよいよ円盤(DISC)が不要になってきているようです。

 

見放題聴き放題読み放題と「放題」天国のご時世ですが、一度お試しして撤収した「kindle Unlimited(本読み放題)」や「Audible(オーディオ本聴き放題」というのもあって、あと5年もすれば撤退するサービスは撤退するでしょうし、新たな展望も見えることでしょう。