クリスマスも終わったので2016年のまとめ。キーワードは「まさか」にします
今年も残り1週間となり、おおむね2016年のまとめをやってみても良い時期なので、思うところを書いてみます。
ユーキャンが選んだ今年の流行語のひとつが「保育園落ちた日本死ね」なのですが、それはただの悪態なので、私の観察するところで2016年のキーワードは「まさか」にすれば良いのではないかと思います。
「まさか」英国がEUを離脱するとは思わなかった
「まさか」トランプ氏が大統領選に当選するとは思わなかった
「まさか」陛下が生前退位のご意向を示されるとは思わなかった
天災は想定すべき事象だから「まさか」があってはならないのですが、上に掲げた3つの「まさか」は、人々の内心の細やかな表明が積もり積もった結果だろうと思います。
目下、TPPの行方が気になるわけで、蓋を開けてみないとどうなるかもわからないのですけど、米国が参加しないTPPは無意味ですし、ヒラリーが落選したことで「有権者は必ずしも女性の活躍を望んでいるわけではない」ことになってしまいましたから、まったく「まさか」としか言いようがないと思います。
その他、自分的に興味深かったのが「配信元年」です。スタートしたのは昨年ですが、軌道に乗りだしたのは今年だと思いますし、すでに撤退するサービスも出てきています。
私は音楽配信をSpotifyで、動画配信をAmazon Primeで楽しんでいますが、動画配信はおそらくあまり伸びないのではないかと思います。
映画という娯楽、1本2時間程度を日々楽しめる人は年金暮らしをしている老人くらいのものですし、オタクのみなさんが大好きな「Blu-ray BOX特典映像」などというものもありません。
とは言いつつも、10年前に好きだったテレビドラマや懐かしの特撮というものを鑑賞するのは悪くないのですが、逆に言えば休日にそういうものを日がな一日堪能して、合間にSNSで知り合いと連絡を取り合っていれば、まぁ良い人生ではないかとも思います。
最後にふたたび「保育園落ちた日本氏ね」は重要な問題だと思いますので、介護の次は「選択的な公的保育」が望ましいと思います。あと、大企業や官庁はそれなりに育児中の人への配慮がなされているはずなので、そうでない人たちをどうするかの問題です。