述而不作 いにしえの未来

占い師の見てきた世の中を語ります 遥か古代から続く終わりの始まりを見据えて

僧院主義で行こうミニマリスト

断捨離とかいうブームは、クローゼットの中に溜まっている洋服類を一度吐き出させて、新たに買い直しをさせようという作為的なブームだったようですが、モノを極限まで持たないミニマリストという生き方は、スマートフォンの急速な普及に伴ってある程度自然発生的に起きてきたムーブメントのようです。

1960年代ヒッピーのような、高度経済成長への違和感表明でもなく、むしろ低所得であることを所与の環境として、前向きに生きていこうという意思のようにも思えます。

ただ、いずれにしてもこういう生活は都市住民を対象としたもので、かつ、オタクっ気がまったくない男性に限られるでしょう。

男女の脳の構造に起因する行動の違いとして、「女性はまだ使えるものを捨てられない」「男性は役に立たないものを集める」というのがあるらしく、確かに男性の集めたがる骨董品とかフィギュアなどは並べて悦に入る以外に何も役に立ちません。

よって、女性向けには断捨離、男性向けにはミニマリストという、ざっくりした区分になるようです。(もちろんやっていることの基本はそう変わりませんが、断捨離に夢中になる女性にはロハスまたはスピリチュアル好きの傾向があり、ミニマリストのほうはIT好きという傾向があります。)

もちろん弊害も指摘されていますので、節度が大切のようです。

http://www.mukyoyo.com/entry/2014/12/05/070641

さて、自分は男性ですが都会に住んでいるわけではないものの、近くにコンビニとスーパーとファミレスとスターバックスがあり、それほど不便ではない都市住民ですから、ミニマリスト生活に向けて漸次不用品処分を行なっています。

ただ、ミニマリストという用語に乗っかるのは流行かぶれみたいで好きになれないので「僧院主義」ということにしておきます。

近代カトリックの聖女 「幼きイエズスの聖テレーズ」は、もし転勤の命令があったら15分以内に準備ができるようにとの教えを授かったとのことです。

修道女は修道服と最小限の下着と私物があれば、どこにでも行くのが基本で、もちろん住居や食堂は赴任先の僧院が準備するわけですから、一般人といっしょにはできませんが、なるべくそれに近い生活を模索してみます。

持ち物リスト
iPhone(電話とメールとSns)
iPad(読書と映画&音楽鑑賞と書き物)
Bluetoothスピーカー
◯冷蔵庫
◯電子レンジ
◯食器とヤカン
◯着替え
◯布団

持ちたくないけれども、仕方がなく持っているのがクローゼットと洗濯機と自家用車です。
交通網が未整備な地方都市ではクルマは持たざるをえないのですが、ウォークインクローゼット付きの部屋ならクローゼットも箪笥も必要なく、コインランドリーまたな洗濯代行サービスを使えば洗濯機も要りません。

かつて転勤族をやっていた関係でベッドも持ちません。

パソコンをどうするのかといえば、実は必要な時だけネットカフェに行って集中作業をすればよいということになっています。


Google環境があれば、一度サインオンするだけで、事務仕事環境は継続できます。

もっとも、私の場合はクラウド管理や音響制作を趣味としているので手放していませんが、パソコンというのも、あまり魅力的な商品ではなくなりました。

一応、こうした僧院主義をやってみようとは思うのですが、そのうち何か魅力的な商品が出ればまた皆でそれを買いだすだろうとは思います。